2015年09月22日

NASBAの方々とカリフォルニアで会議(2)

International Examination −日本受験

前回に続き、カリフォルニア州のサクラメントでNASBAの方とお話をした際に出てきた内容をご紹介します。

ペナルティーは無いものの日本受験をするということは将来的にLicenseを取るということが前提となります。そういう面倒なことが嫌なかたは、もちろん、アメリカで受験できます。グアム、ハワイ、本土へご褒美を兼て出かけ、数科目受験をするということも可能です。(個人差がありますが、どの科目も相互に関連がありますから、全体を勉強した方が見えやすいと思う方もあるかと思います。時間と費用で要検討となることですが。)

今回はもう一点、大変心配されていた内容をご紹介します。それはBECのWritten Communicationのスコアーです。

<Written Communicationがゼロでは合格できません。>

BECの試験配分に2017年の新試験まではMCQが85%でWritten Communicationが15%と言うことは皆さんご存知と思います。75%で合格だからMCQで高得点をすれば良いと考えている方々が少なくないのではないでしょうか?それは”間違い!“と言うことです。

万が一、MCQが満点でWCがゼロでも合格できたという方がおられるかもしれません。NASBAの方々は統計で判断をされていますので。ただし、はっきりと言われたのは、総合的な試験と言うことから、WCの得点が無ければ、基本的には合格ができないそうです。**CPAとして、クライアントに説明が正しくできる作文力があるかどうかを試すためのWCですから、無回答となると、“力ありません!!”と言うことになるかと思います。

他のInternational Examinationの会場と比較しても、かなり成績は低いようで、どのような協力が必要か検討されているようです。英語力、特に作文力をつけるには時間がかかるかと思いますが、現在、意図的に本番でWCに時間をかけたくないと考えている方が少なくないことも事実と思います。

BEC試験内容に関して再確認事項:
1.3問出題のうち2問採点対象(どれがその2問か不明なため、3問回答要)
2.Grammarやスペル、文の構成が採点対象
3.コンピューターが採点です。作文の画面にあるスペルチェックなどの機能を使うこと。
**要求されている説明する内容が正しいかどうかは採点対象外です。

これは中川の意見ですが、これからBECを受験する際に、皆さんに是非気を付けて頂きたい点です。
1. 必ず3問回答する。
2. 短くても良い、内容が正しい回答でなくても、自分の書ける範囲で書く
3. 文の基本構成:
Introduction (出題の質問を自分の文章で繰り返し、できたら簡単なその回答をそえる。)
Body (回答を解りやすく自分の英語力のレベルで書く。)
  **難しい構文を考えたり、レベルの高い単語を使おうとすると難しいかもしれません。勉強をしている際に良く見かけた単語や表現を使って、短くて良いので、自分の納得いく文章を書く。
Conclusion (要点を簡単に繰り返して結論とする)
 **最後に、自分の名前のサイン等、文章作成の決まりを忘れないように。


NASBAの方々はどのようにすればWCの得点が上がるか大変心配されていました。しかしながら、日本の大学教育にもあるかもしれません。また、BECのWCの位置づけを誤った案内を受けている方々も少なくないと思います。

ここ数年大学での英語指導への力の入れ方からすると、将来的には心配ないかと思いますが、既に卒業をされた受験者の90%を超える方々はご自分でそれなりの努力が必要となります。USCPA受講や受験に費用がかかります。時間も取られます。これ以上英語の勉強に時間とお金をかけられないとお考えの方も少なくありません。

USCPAは英語の試験ですから、特別な費用をかけずに受験のための勉強で英語力を伸ばすことができます。(次回に紹介したいと思います。)

USCPAとして、グローバルな経済で今後活躍することになる皆様には英語力は不可欠です。英語を読めるから合格できる。つまり、読めるだけの英語力があれば、練習することで、書くことにもなれ、会話できるようになります。受験勉強と同時並行で進めるべきことかと思います。

NASBAと話をした他の点や英語力を伸ばす方法を次回でご紹介します。

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オフィスアメリカ
中川 真由美
〒531-0017 大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル20F
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2015年09月21日

NASBAの方々とカリフォルニアで会議(1)

International Examination −日本受験

先週、カリフォルニア州のサクラメントでNASBAの方々とお話する機会がありました。日本受験に関して、色々とデータをお持ちで、検討事項などをお話する機会となりました。今後も皆さんに是非頑張って頂きたいということでした。同時に、次の2点を危惧されているということでお話がありました。今回はその一点を紹介します。

<Informed Consentの内容の理解>

日本受験の手続きをされた方は見たことあるかと思いますが、じっくりと内容を確認して読んだことは無いかと思います。これから受験の方は”何のことだろう?“と思っていることと思います。

日本受験をする際にInformed Consentに同意したということで手続きが進みます。
詳細は下記URLでいつでも内容確認できますので、一度ご確認ください。
http://www.nasba.org/files/2011/10/InternationalConsentAgreement.pdf

手続き上でこのInformed Consentを目にするのは、日本受験の手続きの際で、OKをしなければ先に進めないため、兎に角、ゆっくりと読むことも無くOKする方がほとんどではないでしょうか。
実際に、中川も日本受験が開始になるという何年も前に内容を確認するために読みましたが、その後、文面が長くなっているとは気づきながらも、避けられない手続きですからじっくりと読むこともありませんでした。受験生の皆様もそうだと思います。

この文面を読む時間があるならば、問題を一問でも余分に解きたいという思いがあるかと思います。(お時間が許すようでしたら、是非ご確認ください。上記URLで全文を読めます。)

重要なポイント
“4科目合格後、3年以内にライセンスを取得する。”
3年間は合格者リストに名前が載りますが、3年後にはリストから名前が消える。

1)ライセンスを取得するのに必要な実務経験
必要とされる実務経験の内容は州によって違います。(意図的に、ワシントン州がInternational Candidatesでも取得しやすい条件をそろえているようです。企業の経理事務の経験も内容次第で実務経験となります。)

2)CPAによる書類のサインが必要
勤務先やお知り合いに居ない限り高額を支払うのが現状ですが、この点に関しては、今後NASBAで検討して頂けるようです。(どのようにしてInternational Candidatesが書類にサインを得るか?!に関して、米国と状況が違う点をご理解いただいたかと思います。)

3)合格後、会計・経理関係の仕事に転職等しなかった場合、つまり、3年以内にライセンスを取得しないとリストから消える。ただし、合格者としての名前が消えるわけではありません。3年過ぎても、条件を満たした時点でライセンスを申請でき、取得できます。(3年過ぎた方の名前はアーカイブで保管されます。)
** Informed consentにOKをした以上は、ライセンス取得が条件ですが、万が一、実務経験を満たす状況になれず、取れない場合に特別なペナルティーはありません。

念のため、3年以内にライセンスを取得すると、申請をした州のCPA保有者のリストに記載され、ほとんどの州がネットで確認できるようになっています。

今後、ライセンスを取得するための書類のサイン、また、日本でこのライセンスがどのような価値のあるものとなるか?と言う点が、重要となります。このライセンスを持って日本国内でどのような位置づけとなるか?大手企業や外資で仕事が出来るだけでなく、日本の会計士や税理士と同等の位置づけになることが、有るべき姿かもしれません。この点もNASBAは検討頂けることと願っています。

NASBAと話をした他の点は次回でご案内します。

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2015年09月02日

2017年2nd Quarterからスタートの新試Draft発表!!

2017年2nd Quarterからスタートする試験のDraftが発表されました。

AICPAが発表していたように2015年9月にDraftが発表となりました。
2016年に内容がFinalとなり、2017年Second Windows(4月・5月)から実施予定です。
各Review Course(アメリカ国内では)に連絡が届きましたが、AICPAのHPでも一部確認できます。
http://www.aicpa.org/BecomeACPA/CPAExam/DownloadableDocuments/CPA-Exam-Digital-Brochure.pdf )

詳細はRoger CPA Reviewのサイトにあります。下記のURLから確認してください。
https://www.rogercpareview.com/cpa-exam/changes?

ここでは気になる変更の概要をお知らせします。
この変更の背景にはCPAとしての実務に分析や評価などのセンスが今まで以上に必要となる傾向があります。

<Draftですが、変更点の概要>
1. AnalyzeとEvaluateという作業能力を確認する試験問題が加わる。
     AUDでは20〜50%;BECでは20〜30%;FARとREGでは25〜35%
2. Evaluation & AnalysisはTBSで出題となる。
3. 出題数の変更:
    MCQ:90題 ⇔ AUD 70-75題;FAR 60-65題
       72題 ⇔ BEC 60-65題; REG 70-75題
    TBS: AUD, FAR, REG 8-9題 ;BECにTBSが追加され 4-5題 
    WC:変更無し(BED3題)
4. 配点はMCQとTBS(+WC)ともに50%;BECはTBSが35%、WCが15%
5. 4科目とも4時間の試験に変更(結果、時間が長くなった分REGとBECは$20の受験料の値上げの予定。)

難しくなると紹介する学校もあるかと思いますが、試験のために準備するべき出題範囲が大きく変更となった訳ではありません。現在も、内容を理解して問題を解く対応をしていることでMCQでもTBSでも得点できるわけですから、何を勉強するかということには変わり無いと思います。新し問題の出題方法が解りませんが、各Reviewコースではそれに対応した講座を提供するはずです。

Roger CPA Reviewでは毎年12月には翌年のテキストが完成します。変更が2017年2nd Windowsで、2016年2nd Windowsには詳細が発表となりますので、2017年1月から新試験対応の教材と講義が提供可能となります。今から勉強開始をすると1.5年の受験期間と半年の延長。受講生には必要なUpdateは都度お知らせしています。

これから受験を検討している方々も2017年受験生となることを心配する必要はありません。必要な力を付けて受験し、合格しましょう。MCQを覚えて対応するような勉強では実践では使えない結果となりかねません。少し遠回りでも英語で勉強し、微妙は言葉のニュアンスを理解できるようになることが、試験で良い結果を出すことができると思います。

各学校がいろいろな方法で“新試験になる前に合格しましょう!!”と宣伝することと思います。合格後の仕事で要求されることを考えると、十分に実力をつけて受験することで1回で合格を目指すことができます。時間をかけることは無駄ではないですから、各学校の言葉に惑わされないことを願います。

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